今年4月に新卒スタッフ2人が入職しました。
理学療法士1名と作業療法士1名です。
それぞれの仕事について簡単に述べると次のようになります。
理学療法は身体に障害のある方の、主として基本的動作能力の回復を図るため、治療目的の運動や基本動作の訓練を行います。
作業療法は身体または精神に障害のある方の、主としてその応用的動作能力または社会的適応能力の回復を図るため、作業を利用した治療や応用動作・生活関連動作の訓練を行います。
当院では骨折や脳卒中後の身体に障害のある患者様を担当することがありますが、我々セラピストが治療・訓練するためにはそのように身体に障害のある方の動作(トイレ動作、更衣動作、歩行動作等)を、なぜうまくできないのかを分析する必要があります。
しかし、動作の分析をするためにはその基となる約200個の骨、約200個の関節、約400個の筋の働きが、通常とどのように違うかを丁寧に観察したうえで、うまくできない原因と治療方法を考えないといけません。
リハビリの大学ではその基礎となる知識は十分に習っていますが、実際の臨床では患者様ごとに動き方が違うために、新人が1人の患者様を担当するたび分析に時間をかけて正しい治療方法を導き出せるように頑張っています。
入職して早や4か月が経ちます。新人が少しでも早く一人前になれるように、そして、紀洋会のリハビリを支えていけるようにスタッフ全員でバックアップしていきます。
これからの二人の成長と活躍を楽しみにしてください!