4月からリハビリの内容が変更されます。変更にあたって足立理学療法士が準備をすすめておられます。何事も変更になると聞くと、ご利用者からは「新しいこと覚えられるやろか?」と不安の声が上がることが多いのですが
そんなことが無いように、2月の上旬ぐらいから、密かに準備が行われていました。まず、時間を設けて所長を始め介護職員に変更点の説明が行われました。
足立理学療法士は2019年頃から、西紀デイサービスのリハビリを担当してくださっており3年ほど経過しています。以前のリハビリスタッフから引継いだ方法(運動の内容や個別でリハビリする対象者の選別方法)で行っていましたが
来年度から心機一転、新しいリハビリ内容に変わります。今日はその準備段階として新しく取り入れる「バランス訓練グッズ」をご紹介します。
バランス訓練グッズがどのようなものかというと、50センチ四方のマス目でできた大きな網を床に敷き、この網を踏まないようにゆっくり慎重に歩く運動です。
マス目はご利用者にお願いし作っていただきました。材料は、新聞紙、ホッチキスのみでとっても簡単に作れます。
新聞を細長く畳んで6本×2本作ります。「こんな、なやすいことならなんぼでも~」と快く引き受けていただき、あっという間に畳めました。
仕上げは、ホッチキスで四方をとめていき、真ん中を十字にとめます。ホッチキスをとめるのに力加減が難しかったようですが
慣れると一気に作業が進みます。完成したので、早速、試しに歩いていただきました。さすが、西紀デイサービスセンターのご利用者は仕事が早いですね。
完成させていただいたご利用者に対して、早速、足立理学療法士が、歩行訓練をされました。
「既製品の道具よりも皆で作ったものの方が愛着も出て頑張ってリハビリできるね~」と喜んでいただきました。
長時間がかかる製作は、できた時の喜びも大きいですが、何週間もかかると記憶に残りにくく、職員だけが喜んでいるように感じることもあります。
短時間で完成する制作の良さは、関わったメンバーで喜びを分かち合えるので完成した時に盛り上がれることです。