西紀デイサービスセンターお馴染みの、足立理学療法士が、7月にお子さんがお生まれになりました。おめでとうございます。
ご利用者にも、職員にも、とっても優しい足立理学療法士ですので、とっても優しいお父さんになられることでしょう。
そこで、心優しい、ご利用者のひとりがみんなでお祝いをしましょう!と言ってくださったので音楽療法の時間の前に少しだけお祝いしました。
音楽療法士に「こんにちはあかちゃん」を演奏していただき、職員が風船で作った赤ちゃんの人形を抱いて登場すると足立理学療法士に抱っこしていただきました。
「体に沿わせて抱っこするのが正しいんですよね」とイクメンパパぶりを思わせるとても慣れた感じでした。
ご利用者に順番に抱っこしていただきましたが、足立理学療法士は、かわいい息子を落とされないかと、ハラハラと見守ってました。
赤ちゃんに見立てたお人形にご利用者は、満面の笑みでした。「落としそうで怖いわ~」とおっしゃられながらも「私も抱っこさせて」と数人の方が抱っこしてくださいました。
「可愛いなぁ~うちのひ孫みたいで癒されるわ~」
「よく寝て、良い子になりなさいよ~子守唄を唄ってあげたいくらい」
本当の赤ちゃんさながらに可愛がられる皆さんの優しさに、なんだかほっこりしました。
コロナの影響で本当の赤ちゃんをお連れすることは出来ませんが「人形さんでも十分嬉しくなるわ~」とのことでした。
やはり皆さん、抱っこがとってもお上手でした。ふとした思い付きで作った赤ちゃんの人形でしたが、抱っこしていただくと皆さんの表情がとっても良かったので調べてみると
このように人形の赤ちゃんを抱っこしていただくことをドールセラピー、人形療法と言い、子育て時代の記憶を想起させ、疑似的に再体験さ せることで精神的な安定につながるとされていました。
また、最初はかわいい人形なので触ってみたいという感情で抱っこされるのですが、直接人形に触れて世話をするという事が身体接触となり、相手が人形であっても非言語的な コミュニケーションとなり、人形を抱き世話をすることで役割意識が刺激され穏やかな気持ちになるようです。
ご利用者の人形を抱っこされた時の笑顔や何とも言えない表情が忘れられなくて、早速、巨大すごろくの中で赤ちゃんを抱っこするというカードを作ってみました。
男性のご利用者もお人形の赤ちゃんをとびきり、かわいがってくださいました。それを見ていた周りの皆さんも笑顔になられました。
そして、良いアイデアだと思うとすぐに実践してみるフットワークの軽さが西紀デイサービスセンターの良いところなんではないでしょうか。