ご利用者にあずま袋を作っていただきました。以前から、針を持たれることに対して、もしものことがあったらと心配もあったのですが
皆さんとてもお上手で、「花嫁修業に厳しい先生に教えてもらったんよ~」「何回縫い直しても合格くれてなかった」などと厳しく指導を受けられた話を教えてくださいます。
では、あずま袋を作られているご様子を紹介します。本を見ながら説明していると布が足りなくて職員が困っていると
パパっと畳んで、「ここに布を足してみて」と教えてくださり、あっという間に縫って下さいました。
「戦争中にようさん縫うたから縫えるよ」と頼もしいお言葉でした。
針を持ちながら布を扱う動きがとても慣れていらして余裕で波縫いをしてくださっているご様子でした。
縫い目もこんなに綺麗です。まるで、ミシンで縫われたような縫い目に感心しました。そこで、冒頭の花嫁修業のお話を教えていただいたのです。
この方も、ささっと縫われてあっという間に完成しました。
また、ほかの方が縫い仕事をされていると「私もしてみようかな」とおっしゃられるかたもいます。早速、縫っていただきました。
やはり、すぐに完成しました。みなさんのお針仕事の上手さに、感動していると「手縫いで何度もほつれた服を縫い直したんやから上手になるよ」とのお言葉でした。
ご主人の分と2つ作られた、ご利用者もいらっしゃいます。ご主人への愛を感じますね。
たくさんの、あずま袋が完成しました。