みなさまこんにちは。
井沢の郷では、ご入居者はもちろんのこと、職員も皆関西人なんです。
なので皆さんノリが良くって毎日笑い声が絶えません。
そんなある日、始まったゲーム大会。
「黒ひげ危機一髪」です。
順番に手持ちの剣をさしていき、真ん中の人形が飛んだら負けのゲームです。
「なんなの、これ」
「どうなるの??」と最初は不思議そうにされていたご入居者ですが
一度人形が飛び上がるとびっくり!
「うわ~~!」
「ひゃ~~!」といつもよりも大きな声が出ます。
そりゃそうですよね、突然人形が飛ぶんですから(笑)
二回目からは、こんなに手を伸ばして遠くで剣を挿そうとされるご入居者も。
そしてなんと職員から罰ゲームの提案が!!
「負けた人は、裸踊りしてもらいますよ~」と。
「それは大変、、、見せられへんわ(笑)」と女性ご入居者。
「嫌だ」「したくないわ」じゃなく
「見せられへん」とは関西人の返しですね(笑)
N様、F様、見守る目つきも真剣です。
人形が飛び出て若干怯えるご入居者にも、
容赦なく職員は樽ごと近くまで持っていきます。
すぐに人形が飛ぶ時もありますが、
一周回っても飛ばずにドキドキが倍増する時もあり、
裸踊りをしたくないご入居者からは
「いや~こわいわ~」との声も聞こえます。
すると優しい職員(?!)が次なる提案を。
「裸踊りが嫌な方は、うーん・・・みんなに1000万円ずつ配ってもらおうかな」と。
するとすかさず「なんでやねんな~」とご入居者からツッコミが。
「じゃあ、おまけして100万円にしようかな」と職員も負けません(なんの争いでしょ)
こうして最後の一戦が始まりました。
人形がぶっ飛んだのはM様
口数の少ないM様ですが、「わ~!」と大きな声が聞こえました。
そして職員が優しく肩を抱き、慰めながら
「裸踊りと100万円どっちがいいですか?」と笑顔で聞きました。
「いやや」とM様、断固拒否!
「え~残念~」と職員は残念がっていましたが、
「じゃあ、裸踊り」と言われても困ったでしょうね(笑)
いつもこんな感じなの??と思ったあなた!
ええ、こんな感じの通常営業です!(^^)!
ちなみにこちらのF様↓
この日たまたま受診日だったのですが、
外出する際にいつも大事に持っておられるカバンを預かろうと
「病院に忘れてきたら大変なので、私が預かっておきますね」とお伝えしました。
「お願いします」と預けて下さったのですが、ついつい関西人の血が騒ぎ
「この中に5000万円入ってるんですよね」と言うと
「なに言うてんの、もっと入ってるわよ!」
と素敵な笑顔で返して下さり、涙が出るほど笑わせていただきました。
記:緒方 麻紀