人の輪に入るということは…

デイサービスセンターに来ていただくということは人の輪に入るということなのだと感じます。デイサービスセンターに来るために身だしなみを整えたりご家族から利用をきっかけに服をプレゼントされている方も多いです。デイサービスセンターにいらっしゃることが外出のきっかけでもありますね。

 

デイサービスご利用者には、お誕生日の時にはカードをお渡しし歌のプレゼントをします。そんな時は輪の中心になられます。照れくさいような嬉しいような表情をされる方がほとんどです。

しかしながら、ほとんどの方が立ち上がり「皆さんお祝いありがとうございます。」とお礼の言葉を述べられ「これからもよろしくお願いします。できないことが増えたけどみなさんについていけるように頑張ります。」と抱負のようなことも語ってくださいます。

 

 

また、職員が誕生日カードや行事の折り紙を折っていると「何をしとってんや~?」と男性陣が声をかけてくださいました。会話を楽しみながらその流れで、一緒に折り紙を折っていただく流れになります。

ハートの折り紙や椿の折り紙に挑戦していただきました。難しくてなかなか完成までは至りませんでしたが挑戦しようと熱心に何度も折り直していらっしゃいました。ご自宅で折り紙を折られることは可能性は低いと思われますし、デイサービスセンターに来られることで

 

 

隣の人と一緒にされることで意欲的に取り組まれ、ご自身も「意外と折り紙折れるものやなぁ」と感じていただけるのではないかと思います。そんな風に折り紙に取り組んでいらっしゃる間に、職員が置き去りにしていた折り紙を黙々と整理整頓してくださっている女性がいらっしゃいました。

ご自身の意思で気付いたことを自然に手伝ってくださる優しさがとっても嬉しく感じます。女性の方の心遣いは長年の生活の中で身に付けられたことだと感じます。それはデイサービスセンターのタオル畳にも通じております。

 

早い時間に帰られる方も「数枚でもいいから職員さんが助かるように畳んであげたい」とおっしゃられ帰る寸前まで畳んでくださいました。その気持ちが大変うれしく思います。

ご利用者は人生の先輩です。いろんな苦楽を乗り越えて長生きされた方々です。できないことが増えたとおっしゃられる方が多いですが、職員からすると教えていただくことや助けていただくことも多いです。

 

デイサービスセンターをご利用いただくからこそ、利用者同士や職員とコミュニケーションを持てるのだと思います。家で一日が長いななんて過ごされている方がいたら、デイサービスセンターを利用しましょうとお誘いしたい西紀の職員なのでした。