3月の広報
迫力満点!2月の行事:なまはげ祭りとおやつ作り、食事介助の様子などを掲載しております。
3月の予定表
3月の行事は防災啓発の寸劇とクイズです。おやつは、たこ焼き、肉まん、キャベツ焼き、大根餅、みたらしです。お楽しみに。
前回、前々回とで、一年以内に西紀デイサービスセンターに異動して来た榊原介護職員と石橋介護福祉士をご紹介しましたが、今回は宮﨑介護福祉士をご紹介します。入職して5年目の昨年、介護福祉士の試験に合格し、ベテランへの道を歩み始めております。
心優しい宮﨑介護福祉士は、ご利用者の気持ちに思いを馳せ寄り添いながら介護の仕事をしております。先日は、自力で食事をとる元気のないご利用者の食事介助をさせていただいておりました。この日のメニューは節分メニューでした。
副所長よりS様の食事介助の担当を任された時に「自分で食べて下さるかな?難しいだろうか?」と思ったそうですが、昔から周囲の方々に対してとても気遣いをされる性格のS様なのでその気遣いで自力で召し上がっていただけるように出来ないかと考えたそうです。
お皿とスプーンをお渡しすると、S様が何度も「ありがとう。ありがとうございます。」とおっしゃられ一口、口に運ばれました。でもお皿が重いのか?トレーの上にのせられます。
「お皿が重い事が負担になるかな?」とも思ったそうなのですが栄養を摂取することの方がS様にとって大切な事だと思い、次のお皿をお渡したそうです。するとまた、一口、口に運ばれてトレーに戻されました。しかし、繰り返していくうちにご自分でお皿をとり食べられ完食されましたそうです。
また、嚥下しづらいのか、お茶でご飯などを飲み込まれているご様子だったので、少しでも栄養のある水分のお吸い物で飲み込んで頂けるようにしたそうです。
そのことを報告された副所長は「宮崎さんは、昔からSさんのご様子を拝見して来たので性格や苦手な事、好まれる事などを知っており念頭に置いて処遇が出来た」「また、細やかな性格の宮﨑さんだからこそ出来る気遣いでもある」と思ったそうです。
また、後から分かったことですがS様は酢飯がとてもお好きらしく、ご家族も朝食に巻き寿司を準備されている日もあるそうです。食事は個々のお好みもあり、今日はあまり召し上がられないなと思い体調不良では?と心配することがありますがただ単に苦手なメニューの事もあります。
西紀デイサービスセンターは、その方を知る為に「人となりシート」を活用するとしておりますが本当に大切で必要な事だと感じます。
2月に入り、ご利用者同士、「春が待ち遠しいなぁ~」とおっしゃられている会話をよく耳にします。「寒いから、家に閉じこもってばっかりや」「昨日なんて一日寝てたわ」などと、言っていらっしゃる方もおられます。
そんな寒い日にも元気に過ごして頂くように工夫をしておりますが、女性の方は「ネイル」をさせていただくことでパッと明るい顔になられます。この日は石橋介護福祉士がネイルをさせていただいておりました。
担当の石橋介護福祉士は、綺麗に塗れるかな?と緊張したそうですが、手を見せていただくと皆さん、高齢者の方なのに綺麗な手や爪の形をされており驚いたそうです。
ご利用者も「あんた~綺麗な手やなぁ~こんな手を触ってもらうの悪いわ~」などとおっしゃられておりました。
ネイルが仕上がると、指先がとても綺麗になり、ご利用者と一緒に「綺麗になったね~爪の形が綺麗やね~」「いえいえ、綺麗にしてもらってありがとう。どっか出掛けなあかんわ~」と盛り上がったそうです。
年を重ねられるにつれ「畑仕事してきたからこんな手になった、何してもあかんわ」などとおっしゃられたりもしますがハンドマッサージをしたりネイルをさせていただくことで綺麗になっていかれます。
爪が綺麗になったことを喜んでいただいた事で石橋介護福祉士も嬉しくなったそうです。寒い日も、ご利用者と一緒に心が明るくなるような時間を過ごしたいと思います。
また、「する事が無いと一日寝てばかりやから宿題ちょうだい」とおっしゃられるご利用者もおられます。バレンタインが近いので2/14に向けてバレンタイン用の折り紙を折っていただくこととなりました。
ご負担ではないかと考えておりましたが…お昼寝をせずに数枚折って下さっており、朝お越しになられた時より生き生きとされていたように感じました。
日頃から「いつも悪いなぁ~助けてもらってばっかりや」などと言って下さる方が多いですが、生きがいとかやりがいというものは誰かに頼りにされたり喜んで貰うことで感じるものではないでしょうか
西紀デイサービスセンターのおやつは職員の手作りです。その月の担当の職員がレシピを考え、その日の担当の職員が手作りしております。
レクリエーションが終わりデイルームに帰っていらっしゃるとおやつができ上っているので「あんた、いつの間に作っとってんで?」とご利用者も驚かれるほどです。ご利用者がリハビリとレクリエーションを行われている時間に職員が一人で作っております。
この日は、2月のおやつのレシピを考えた田中副所長が、この日のおやつ担当の榊原介護職員にレシピを見せながら説明をしておりました。では、お菓子を召し上がっていただくまでをレポートします。
13:45 14:00からリハビリが始まりますので、この時間になるとデイルームやロビーにいらっしゃるご利用者にお声かけをさせていただいてリハビリ室に行っていただきます。榊原介護職員はご利用者の誘導が終了すると厨房へ向かいます。
14:00 西紀で一人でお菓子作りをするのは、2回目の榊原介護職員は真剣に田中副所長の説明を聞きながらお菓子作りを開始しました。ご飯をボールに入れて潰しております。
ちなみに、餡子は市販のものです。
14:20 潰したご飯に食紅で色付けし、餡子を丸めます。
このあたりで何ができ上るのか分かって来ますね。
14:40 餡子をご飯で包み込みます。 これをこの日の利用人数分の26個作っていきます。
15:30 後片付けも終了しこの日のおやつ「桜餅」を皆さんのところへお届けします。
「きゃーーー春が来たみたい」「美味しいに決まっとるわな、餡子が入ってるんやもん」
「美味しいわ~」「うまかったよ。」皆さんに喜んでいただけました。
この日の担当の榊原介護職員は「桜餅を作るのは、初めてでしたが、分かり易いレシピを作ってもらい、楽しく作ることが出来ました。ご利用者に「美味しかった」と言っていただき嬉しかったです。」とコメントしております。
西紀デイサービスセンターの広報2月号「いろどり通信」と2月の予定表です。
広報2月号では坂部作業療法士が手や指が痺れている方へ血行が良くなる体操を紹介しております。いろどり通信では来年度も西紀デイサービスセンターが「どんなところか」職員が「どんな取り組みをしているか」ご利用者に対して「どんな思いがいがあるか」をご紹介していきたいと思います。
2月の予定表が完成しております。選択レクリエーションに絵手紙が加わりました。お楽しみに。また、2月の手作りおやつは、地震や航空機の事故などでストレスを感じることが多かったと思われますので、ストレス軽減のためのビタミンCが豊富に使われたイチゴやフルーツのお菓子です。ご利用日にどんなお菓子が出るのかお楽しみに。
皆さんがいつも楽しみにしていらっしゃる音楽療法ですが、毎回、最初は静かに小林音楽療法士のピアノに聞き入っていらっしゃいます。
職員が行事などをする時と雰囲気が違い音楽療法では小林音楽療法士が咲楽荘から来てくださることにより新鮮さや良い刺激があるように思います。最初も楽しい雰囲気で聞き入っていらっしゃいますが
何曲か終わり打楽器を鳴らしてピアノの演奏と一緒に演奏する頃になると皆さんリズムに合わせて楽しさを表現されております。普段、消極的なご利用者も普段とは違います。
後日、音楽療法を楽しまれたご利用者の、ご家族から「母は音楽が好きなので音楽療法を楽しんだことやと思います。」と喜んでいただきました。音楽のもたらす効果やパワーを感じました。
1月の行事は日本一周新春双六でした。最近、女子力アップなどという言葉が流行っておりますが、昔から「気は心」「心次第」「笑う門には福来る」などという言葉があるように、前向きに楽しみ自分の気持ちを盛り上げる事が大切であるように思います。
1月の行事担当の宮本さんがモノづくりが上手なので可愛い小物をたくさん手作りしておりました。私達介護職員は、可愛い小物などを作り、ご利用者に少しでも楽しい気持ちになっていただくお手伝いをできたらとの思いがあります。
行事が始まる前に行事担当の宮本介護職員が中心となり行事の流れを説明しておりました。そんなときも「宮本さん、可愛いやんこれ」「ご利用者が好きそうなものやね~」などと職員同士の声掛けでも行事は始まる前から盛り上げていけるのではと思います。
可愛らしいおみくじをひき満面の笑みのご利用者の姿に職員も満面の笑みになります。そんな、楽しい気持ちのまま、おみくじを持ち帰られてご家族と話をされたり、数日後に思い出していただけるのではと思います。
そして、1月の行事を楽しんで頂いている間にも2月の行事の準備が進んでおり、担当の頼金介護福祉士がご利用者と一緒にジョークを交えて声をかけ楽しく衣装や小物の準備をしております。
お手伝いをして下さっている時のご利用者の表情は真剣そのものであったり楽しそうなときもあります。年を重ねられると支援を受けられることが増えていると思います。支えられることも嬉しいけれど誰かの役に立つことも嬉しいと感じて下さっているのではと思います。
手伝っていただいた後にお礼を述べるとその時も満面の笑みで満足そうな表情をされることもあります。お手伝いして下さっていることがご利用者の生きがいになればと思います。
そして、私達介護職員は、ご利用者が喜んで下さることが生きがいであると思います。
西紀デイサービスセンターには、知る人ぞ知る、劇があります。「瞼の母」「番場の忠太郎」です。毎年年末の最終営業日に職員が体当たりで「瞼の母」の劇をしております。
敬老の日に色んな劇を披露してきた西紀デイサービスセンターですが、特に人気があったものが「瞼の母」でしたので、この劇をテレビの人気番組のように年末スペシャルで行っております。
今年は、劇に初参加の職員もおりましたのでご紹介します。劇の時に顔を白塗りにしますので、新しい職員には、念のため副所長から顔を白塗りにしてもいいかどうか確認をとっております。
それでは、行ってみましょう~劇初参加の職員はナレーターからデビューします。
もちろん、番場の忠太郎役は田中副所長です。「あんたの顔見るだけで劇を思い出して涙が出る」とご利用者がおっしゃるほど板についております。
そして、その母、おはまの役は、毎度おなじみベテラン女優の頼金介護福祉士です。二人の掛け合いも毎度おなじみで名物になっております。
西紀デイサービスセンターの劇デビューは済んでおりましたが、今回が白塗りデビューの榊原介護職員は、白塗りしてもとっても可愛らしく似合っておりました。
ご利用者にいっぱい笑っていただき笑い納めをしていただきましたが、あっという間に年が変わり2024年が始まりました。
お正月明けに皆様の元気なお顔を拝見し喜んでおりましたら、「あんた~元気やったけ?デイサービスが休みやと寝てばっかりで面白なかったわ。やっぱり、デイサービスが良いわ」と言っていただきました。そんなお言葉が職員にとってお年玉のように感じました。
年始からもネイルで指先を綺麗にされたり、手芸に取り組んで下さいました。ネイルをすることを選ばれたご利用者が「男かって綺麗にする時代やで」とおっしゃられており和やかな雰囲気でした。職員も年始から綺麗になっていただくお手伝いを元気いっぱいしておりました。
また、手芸好きのご利用者が「何か作らせてください」とお正月明けから意欲的だったので1月の手芸を考案していた職員が一緒に試作品作りをさせていただきました。
西紀デイサービスセンターでは、以前から担当者制に取り組んでおりますが、今年度は、更なるサービスの向上を目指し、さらにお一人お一人、個人を深く知り理解する為に「人となりシート」を活用しております。今年も引き続き西紀デイサービスをよろしくお願いいたします。
昨年末より、職員一同、お正月の準備にかかっておりました。クリスマスの時期から、お正月の壁画を作製したり
新年の福笑いの準備をしたり
ご利用者としめ縄リース作りをしたり
お正月アレンジを作ったりしました。
最後に、新年にあたり、職員一同で写真撮影をしお正月特別号を作りました。尚、ご利用者のリクエストにお答えしマスクを外した写真を掲載いたします。