西紀デイサービスセンターの夏の行事

今年の七夕会はいつもと、趣向を変えて、七夕の紙芝居を行った後に

ご利用者全員の生年月日から星座を確認し星座占いをさせていただきました。ただ占いをするだけでは西紀らしくないと思い

田中副所長によく似た、占い界の帝王、流星ゆかこ先生にお越しいただき皆様を占いの世界へといなざいました。

 

室内の電気を少し暗くして星座ごとに下半期の運勢を話させていただきました。真剣に大きくうなずいたりしながら聞いていらっしゃる方もありました。

七夕のおやつは、「流れ星」という名前の通り、天の川のようなおやつでした。見た目も味もバッチリ!成功しました。

以前にご紹介した団扇に、七夕飾りと行燈で夏らしい手芸も飾っています。

行燈には、俳句を書いて仕上げてくださった方や

水墨画を書かれた方

絵の具で金魚を書いてくださった方がありました。

 

 

 

 

アイデアと心配り

西紀デイサービスセンターでは、職員とご利用者のコミュニケーションはもちろん、ご利用者同士でもとても良いコミュニケーションをとられています。そして、コミュニケーションツールにハーモニカの演奏をして下さるご利用者をご紹介します。

 

ハーモニカの得意なご利用者、Mさんは、ハーモニカと、弾ける歌のリストを毎回カバンに入れて持参されています。そのリストを見せていただくと丁寧に筆ペンで書かれた歌のタイトルの下に歌い出しも書かれています。

Mさんのサービス精神と心配りにはいつも感謝していますが、持ち歌が150曲あるところも、素晴らしいところだと思います。先日は、隣に座っていらした、ご利用者にリクエストを尋ねてくださいました。

 

 

Mさんがリクエスト曲の「雨降りお月さん」を演奏されると、リクエストされた方はとても喜んでくださいました。Mさんのお心配りに感謝です。

 

行事などにも積極的に参加してくださり、歌の歌詞を書いてきて下さっています。Mさんは、本当に、マメな方です。これからもよろしくお願いします。

般若心経~

いつも賑やかな西紀デイサービスセンターですが、時には静かな時間も流れています。この日は、般若心経の写経に挑戦していただきました。

 

 

写経をされるか提案させていただきながら気づいたことは、皆様意外と写経は昔しておられた方が多かったです。

お手本の上に半紙をのせてなぞる書き方がメジャーであるとは思いますが、お手本が見えづらいとおっしゃる方も多かったので、お手本に直接、ラッションペンや、鉛筆など、ご自身が書きやすいと思われたものでなぞっていただきました。

 

般若心経の262文字はとても長く書きずらい字や何度も繰り返し出てくる文字があるので集中力がいります。皆さんとても集中していらっしゃいましたが、いつもよりピリッとした空気もまた良かったです。

 

般若心経は書くのは難しいけれど、暗記していると般若心経を唱えてくださる方も多かったです。「昔は人さらいに合わないように親から書けと言われていた」とおっしゃられた方や「写経を枕の下や足が痛いのであれば、足の下にに敷いて寝ると良い」とおっしゃる方もありました。

そんなこんなで、またしても、ご利用者から色々お教えいただくことが多かったです。

お寺の修行などは、土用の行、寒の行などと言って一番熱い時や寒い時のあえて厳しい気候の時に行うようなので、この写経も一番熱い土用の丑の日までにかけて写経を提案させていただき、貼り出した後は寺院に納経に行って納めてこようと考えています。

 

胸に紫陽花の花を咲かせましょう

6月の季節に合わせて、紫陽花のブローチ作りをしました。普段、手芸を敬遠される方も紫陽花のブローチは、見本をお見せすると「6月やから紫陽花やね。えぇなぁ~」と心を動かされたのか取り組まれた方が多かったです。

 

 

作り方は、クラフトバンドを二本を貼り合わせ四隅をハサミで三角に切り紫陽花の花の形にします。

 

 

ひと工程ずつ説明させていただくようにし、得意そうなことをしていただき、苦手そうなことはお手伝いさせていただいています。その甲斐があったのか細かな作業が苦手な方もササっと作っていただきました。

花びらの形に切ったクラフトバンドの中央に穴を開け細く裂き先を結んだクラフトバンドを通すと、雌しべになります。フエルトで葉っぱを作り花を組むとコサージュの出来上がりです。

皆さん、出来上がると早速、胸に付けて喜んで下さいました。

最初は難しいかな?と緊張しながら取り組まれていらっしゃる方もありますが、職員がお手伝いさせていただいたり、お声をかけさせていただくうちに

 

 

作業も進んでいき完成します。完成すると達成感と同時に、自信をつけていただき、そのことが次の手芸への意欲に繋がったり、気持ちも明るくなっていかれる方も多いです。

 

トライやるウィークの生徒さん

6月はトライやるウィークの生徒さんが来てくれて、ご利用者も「可愛いなぁ~よろしくね。」などと声をおかけになったり、お手伝いをしてもらわれると、いつも以上に喜んでいらっしゃいます。

 

 

西紀デイサービスセンターは、明るい雰囲気で活気のある一週間でした。いつも、元気いっぱいにご利用者をお迎えしているつもりですが、いつもと違う風が吹いたかのようなさわやかな雰囲気でした。

 

トライやるウィークの生徒さんも初日の所長研修の時は緊張されていましたが

 

トライやるウィークの生徒さんとご利用者と一緒にお花紙を丸めて「夏の風景」の制作に取り掛かっていただだいたり

 

 

 

 

ドラーヤーで頭を乾かしていただいたりとお手伝いをしていただきました。ご利用者は「若い子に触ってもらうのが嬉し恥ずかしい」との表現をされていました。

日を重ねるうちに、ご利用者とトライやるウィークの生徒さんの距離も縮まっていったように思います。

最終日には、生徒さんの様子を見にいらした、丹南中学校の先生も気さくに参加してくださり

最終日に無事に完成を迎えトライやるが終了した中学生のみなさんと記念撮影をすることが出来ました。

中学生の皆さんも一週間やり遂げた後のホッとした表情ですね。1週間ありがとうございました。

手作りおかずおやつ?

西紀デイサービスセンターご利用の皆さんがデイサービスにいらしたときに楽しみにしてしていらっしゃることが、数個あるのですが

 

その中の一つが「おやつ」です。西紀デイサービスセンターのおやつは「手作りおやつ」です。職員がレシピを調べ、手作りで提供しています。新型コロナの流行以前はご利用者と一緒に手作りをしており、作る楽しさを味わえたり、生活動作のリハビリにもなっていました。

 

最近では、リハビリとレクリエーションが終了し帰宅時間が近づくと「今日はおやつは出るの?」「職員さんが作りに行ってくれとってけ?」などと、楽しみにされ、お尋ねいたく事もあります。おやつを手にされると飛び切りの笑顔を見せてくださいます。

 

 

身体を動かされたり、声を出されてお腹がすくということや、嗜好品として甘味を好まれる方などでおやつが恋しくなることもあるでしょうが、それ以外に、おやつには役割があるようです。

 

 

ご利用者の年代になられると加齢に伴う運動量の低下、消化機能の低下、かむ力の低下などから食事量が減少する高齢者が多くみられるようです。

 

 

また、筋肉量を維持、増加させ虚弱や筋肉量の減少を予防するために若い成人世代と同様のたんぱく質が必要だそうです。間食に、チーズや卵、牛乳など良質なたんぱく質を多く含む食品を摂ると良いそうです。そのことからも、間食を召し上がられるのは体にとってもよいようです。

 

 

以前にも「ピザ」や「スープ」「赤飯おはぎ」「タマゴロール」「肉まん」「お好み焼き」などのおかずおやつが人気でした。栄養不足の解消や不足した栄養を補うためにも「おかずおやつ」は、とても良いのではないかと思います。

 

 

最近のおやつに、「ウインナーロール」がありました。パンとウインナー、チーズ、トマトケチャップで出来ていて栄養補給として良かったのではないかと思います。

 

 

 

 

それ以外にも、西紀デイサービスセンターには人気の甘いおやつがあります。「あんこ」を使ったぜんざいや和菓子系。生クリームがのった洋菓子系です。

おやつの時のみなさんの笑顔が最高ですね。これからも、「甘いおやつ」に「おかずおやつ」などを召し上がっていただけるようにします。

 

 

 

 

夏のカルタ大会

西紀デイサービスセンターの、今年度の目標は「レクリエーションの多様化」です。具体的には、① 利用者の意向を反映し多種多様なレクリエーションに取り組む② 団塊の世代にも対応できるレクリエーションに向けての準備期間としています。

現在、毛糸のたわしを編むのが得意なご利用者がいらっしゃり、その方に編み方を教えてほしいとおっしゃられる方が数人いらっしゃいます。職員間で話し合い準備を進めています。

新しいレクリエーションを次々考案していますが、たまに基本に戻ることも大事にしています。なぜなら、昔からある定番のレクリエーションも大変盛り上がるからです。

この日の、カルタ大会も白熱しておりました。

開始前は皆さん遠慮の塊ですが…いざ、始まると

皆さん、どんどん本気になっていかれます。

スピードアップされ、動きが早くなっていかれます。

仲良しさんも、勝負は本気です。取れた時の笑顔も格別です。

時折、笑い声も聞こえており、とても楽しそうにカルタ大会でした。

西紀デイサービスセンターのハラミちゃん?

初めに西紀デイサービスセンターのいつもの朝をご紹介すると

 

ご利用者は到着されると食堂とデイルームに分かれて過ごされます。手洗いを済まされ、アルコールで手指消毒を済まされると、お茶を飲んでいただき、ホッと一息ついてもらってから血圧を測定して健康チェックをさせていただいております。

 

朝の職員の動きはというと、送迎が終了すると、特殊浴と介助浴に担当の職員が配置し、湯の温度や室内の温度などを確認します。誘導の職員が健康チェックでご利用者の健康状態に問題がなかったかを看護師に確認してから、ご利用者にお声をかけて入浴が開始になります。

 

 

その時間になると日々の流れが、いつも通りスムーズに進んでいき、職員一同、忙しいながらもほっとした空気が流れます。その時間が10時過ぎでしょうか、

 

 

この日は、デイルーム担当の介護職員は、来月の行事の準備をご利用者に手伝っていただきながら進めておりました。この時間は、午前中の個別レクリエーションをするのにとても良いタイミングなのです。

そんな時間に、食堂から、エレクトーンの音が聞こえてきました。「あれ?ハラミちゃんでも来ているのかな?」と食堂へ行ってみると

 

食堂の担当者の介護職員の元古さんがエレクトーンで伴奏をし、ご利用者が一緒に唄っていらっしゃいました。元古さんによると、その日に食堂で過ごしていただくご利用者に歌が好きな方が多いので歌の時間にしょうと考えたとのことでした。

 

歌の歌詞をアクリルパネルに貼り付けて、皆さんが唄い易いように工夫していました。曲目をご利用者にお知らせして歌っている姿が印象的でした。

「朝から歌が唄えて、幸せ~」と喜ばれておりました。

まだまだ、新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながらのレクリエーションですが、換気をし、職員、ご利用者に共にマスクを着用し、距離を保ちながらの生演奏でした。

 

 

 

 

 

西紀デイサービスセンターno

ゴールデンウイークが終わり、草花も夏に向かっている様子を感じますね。職員が「ゴールデンウイークが終わってしまったね~」などとお声をかけると

 

 

ご利用者からは「ゴールデンウイーク?それより田植えが終わったからやれやれやわ~」との声を多く聞きます。

 

もちろん、息子さんやお孫さんが農業を引き継いだされているようですが、やはり、天候に左右されるので田植えが予定通りされるか、やきもきされていたようでした。

 

西紀デイサービスセンターでは、職員とご利用者で制作した、初夏の製作がたくさん完成しましたのでご紹介します。毎月季節ごとに行っているお馴染みのちぎり絵が、今月は鯉のぼりです。

 

兜と鯉のぼりの飾りと燕の切り絵が可愛く揺れています。ゆらゆら揺れるモービルシリーズしばらく続きそうです。

切り絵の燕は画用紙にも貼ったりして季節を感じました。「燕が家の中に巣を作って困る」「雨が降る前は賑やかに鳴く」など、燕の切り絵でも話がたくさん膨らむ西紀デイサービスセンターです。

そして、見事な藤の花が完成しています。クラフトバンドで花びらを束ねてボリューム感を出しています。

そして、朝顔の製作では、薄花紙を絵の具で染めて花びらを作っています。淡い色が素敵ですね。

そして、現在制作中のものが、塗り絵の用紙を使って布でちぎり絵です。

布の風合いを生かしながらパッチワークのような仕上がりになりそうです。

最後に、以前、ご利用者と一緒に寄せ植えをした多肉植物がぐんぐん大きくなってきています。多肉植物は春と秋に寄せ植えをし夏は根を伸ばす時期だそうです。

ちなみに寄せ植えの鉢は空き缶を使用したリサイクルです。

 

 

 

お針仕事

ご利用者にあずま袋を作っていただきました。以前から、針を持たれることに対して、もしものことがあったらと心配もあったのですが

 

 

皆さんとてもお上手で、「花嫁修業に厳しい先生に教えてもらったんよ~」「何回縫い直しても合格くれてなかった」などと厳しく指導を受けられた話を教えてくださいます。

 

では、あずま袋を作られているご様子を紹介します。本を見ながら説明していると布が足りなくて職員が困っていると

 

パパっと畳んで、「ここに布を足してみて」と教えてくださり、あっという間に縫って下さいました。

 

「戦争中にようさん縫うたから縫えるよ」と頼もしいお言葉でした。

 

針を持ちながら布を扱う動きがとても慣れていらして余裕で波縫いをしてくださっているご様子でした。

 

縫い目もこんなに綺麗です。まるで、ミシンで縫われたような縫い目に感心しました。そこで、冒頭の花嫁修業のお話を教えていただいたのです。

この方も、ささっと縫われてあっという間に完成しました。

また、ほかの方が縫い仕事をされていると「私もしてみようかな」とおっしゃられるかたもいます。早速、縫っていただきました。

やはり、すぐに完成しました。みなさんのお針仕事の上手さに、感動していると「手縫いで何度もほつれた服を縫い直したんやから上手になるよ」とのお言葉でした。

ご主人の分と2つ作られた、ご利用者もいらっしゃいます。ご主人への愛を感じますね。

たくさんの、あずま袋が完成しました。