皆様こんにちは。
いつも井沢の郷ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
ある晴れた日のことです。
昼食後、少しお部屋で休まれていたK様に、
「お天気が良いので少し外へ出ませんか?」と伺いました。
すると少し驚いた様子のK様でしたが、
ニコッと笑って大きく頷いてくださいました。
息子様が持って来てくださったコートを羽織り、外へ。
ちょうど職員が洗濯物を取り込んでいるところだったので
「今日はお天気がよかったから、よ~く乾いたでしょうね」など
お話していました。
K様は、母の様な眼差しで職員を見ておられたのでした。
そんな光景をおさめようとカメラを向けたのですが・・・
あれ??
なぜか下を向いておられます。
K様??
お声を掛けても何かに集中。
よく見ると、コートのボタンを留めておられます。
一生懸命ボタンを留めておられ、
「こっち向いてください」とは言えませんでした(笑)
少し日向ぼっこをした後、1Fへお邪魔しました。
するとある職員が
「K様、ちょうどよいところに!!
洗濯物沢山あるので手伝ってくださ~~い」と。
ついさっき外で見ていた洗濯物を畳むことになったK様ですが、
一枚ずつとても丁寧に畳んでくださいました。
ようやく終わり、2Fへ戻ろうとしたときです。
また、ある職員の声がしました。
「K様、これ(洗濯物)2Fへ持って上がってください♫」
K様がニヤリと笑った瞬間、膝の上にはたくさんの洗濯物が置かれたのでした。
いつもありがとうございます(≧◇≦)
97歳のK様、出来ることは何でもする精神の強い方で、ハサミを持って制作をされたり、トランプをされたり、職員を手伝ってくださったりとてもお元気です。
今日は、日向ぼっこをしに行っただけなのに、なぜか色々お手伝いをすることになったK様にスポットを当ててみました。
記:緒方 麻紀