西紀デイサービスセンターでは、選択レクリエーションの時間に手芸を選択された方に手芸をしていただいているのですが、それだけだと、月に1作品になってしまうこともあるので、それ以外にも手芸を行っていただき手芸の時間を増やしております。
写真は入浴前の空いた時間に手芸をされている様子です。こちらの手芸の名前を「ちゃちゃっと手芸」と名付けさせていただいております。
「ちゃちゃっと手芸」は、隙間時間を使って取り組んで頂き、作品を、その日に仕上げて持ち帰ってもらうことを目標としています。その理由は、週一回利用の方であれば、なかなか作品が仕上がらず、1週間前の作業の続きをするのを躊躇われる方が多いからです。
「ちゃちゃっと手芸」の担当者は、手に入りやすい身近な材料で短時間で制作していただける軽作業のような手芸をしていただくようにしております。
そして、隙間時間とは入浴・食事・リハビリ・レクリエーションの処遇時間以外の空いた時間の事です。午前中の入浴待ちの時間、入浴後の昼食までの時間・昼食後のリハビリまでの時間にお昼寝をせずに(されない方)・帰宅前の待ち時間を使って取り組んでいただいています。待ち時間の手持ち無沙汰の解消にもなります。
「リハビリまでに仕上がるか心配したけど、仕上がりました。」と時間内にできると達成感もあるようです。
手芸に取り組んでいらっしゃる方を見かけて「私も教えて~」と参加される方もいらっしゃいます。
無理強いをすることは無いのですが、いつもは、お昼寝をされる方が、午前中で仕上がらなかった手芸を「今日は、手芸を仕上げたいから昼寝なしにするわ、ご飯が終わったら続きするから、置いといて」などと意欲的におっしゃられたりします。
普段手芸に参加されない方も、手持ち無沙汰にしていらっしゃるように感じる時は職員が声をかけさせていただくと挑戦して下さいます。皆さん、真剣そのもので集中していらっしゃいます。
そんな時は「今日は時間がたつのが早かった、あっという間やった」とおっしゃられるので充実した時間を過ごして頂けたのかなと感じます。
最近の作品をご紹介すると、夏に洋服を華やかにするネックレスをお作りいただきました。お揃いに仕上げ喜んでいらっしゃいました。
ネックレスにするのは恥ずかしいとおっしゃられる方はキーホルダーにしてカバンに付けていらっしゃいました。
次は、夏の吊り下げ飾りです。透明の容器の中に紫陽花アナベルのドライフラワーなどをスワッグを入れてランプのように仕上げました。
出来上がった時の皆さんの喜んでいらっしゃる様子を見ると、次も喜んでいただける手芸を考えようと励みになります。