丹波篠山市民ミュージカルは、地域の芸術文化活動とふれあいの輪作りを目的とした市民参加型のミュージカルで隔年に行われています。毎回出演者を一般公募し、プロの先生方の指導の下、約半年間練習を重ね、本番に臨みます。大道具や小道具、衣装などは市民ボランティアが制作。実行委員長は丹波篠山市長です。
今回は第10弾。丹波篠山市民ミュージカルの記念すべき第10弾は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズが1843年に発表したクリスマス・ストーリーの「クリスマス・キャロル」
出演者は、丹波篠山市を中心に、丹波市、三田市の他、遠方からの参加も含め、7~72歳の男女57人、今回はコロナ禍で約5カ月と例年より短い練習期間でしたが、演技や歌、ダンスの練習に励み、12月25日、26日、計4公演が丹波篠山市立田園交響ホールで上演されました。
仕事一色になりがちな性格の私。“ライフワークバランス!!”「これではいけないっ!!」と一念発起したのが15年前。あれから、なんと今回で連続8回目の出演となりました。でも、今回はコロナ禍‥‥。仕事柄、参加については、かなり‥‥迷いました。でも、もはや私にとって、生きがいとも言うべき、丹波篠山市民ミュージカル。“開催されるのに出ないなんて考えられない!!”と不安のある中でしたが、参加を決意。練習中断や公演中止の可能性もある中でのスタート。今回もまた参加できる幸せを感じると共に、常に緊張と不安を感じながらの毎日でした。
様々な感染対策を施した中での練習、本番。戸惑う事も多かったのですが、なんと言ってもやはり、マスクをした状態での演技が大変でした。ほとんど目しか見えない。共演者の表情がわかりにくいので、演技しにくい。「満面の笑みで!とにかく笑顔!!」の演出家のダメ出しにも、マスクから見えるのは、目だけ。笑っているかどうかも伝わりにくい状況‥‥。マスクの中では表情も小さくなるし‥‥。 でも、次第にマスク下での演技にも慣れ、何とか、お互いにお芝居を作っていく事が出来る様になっていきました。そして、本番では、思いっきり、楽しむ事ができました。
練習期間中・本番ともに、感染者が出る事もなく、無事に本番を終えられ、とにかくほっとしました。裏方スタッフ、出演者、観客の皆様、職場、家族等、関わって下さった全ての方々、全ての状況に感謝!!
公演後は約3週間にわたり、市民ミュージカル・ロスの私でした。 (16年目ST)