2月の行事は厄除け開運大祭でした。行事は以前より、季節を感じるものを多く取り入れています。厄除け大祭も2月という季節を感じていただけると思い考えました。ただ、例年であれば、「節分」で季節を感じていただくのですが、毎年同じものであればマンネリ化してしまうのではないかと思い今回は「厄除開運大祭」としました。
厄除開運大祭であれば、季節を感じながらも、家では、できない体験(非日常的なこと)をしていただけます。「神社にお参りしたいけど階段がきついから行かれへん」とか「昔は厄神さんにお参りしたけど行けなくなった」などと寂しそうにおっしゃられているのをよく耳にしており
この行事を通して、昔よくやっていらしたことや、行っていた場所を思い出し、回想されることで心地よい刺激を感じていただけたらと思いました。ご利用者に「家におったらこんな楽しいことでは出来ない、デイサービスを利用しててよかった」と言っていただける事を目標に頑張っています。
では、そんな厄除け開運大祭をご紹介いたします。まず、職員が剣道の胴着を巫女風に来て、錫杖でお一人お一人を祈祷させていただきました。(神主の資格はありませんが、ご利用者への思いは深いので心を込めて)
次に手作りのお守りをお一人ずつ、「最高」「孫元気」「何とかなる」「大丈夫」などと、ひとつひとつ、違うメッセージの中からお好きな物を選んでいただいたのですが、ご利用者同士、お互いのお守りを見せあって楽しんでいただきました。
プレゼントというのは嬉しいものですがそれだけではなく持ち帰っていただくことで帰ってからも楽しんで頂けたり、家族の方とお守りを見て会話を楽しんで頂けたらと思います。
次におみくじは、くじを引ていただきそれぞれが引かれた番号ごとにメッセージが異なりました。「「凶」引いたら嫌やな」とおっしゃられている方もありましたが、もちろん凶は入っておりません。
他の方がどんなくじを引かれるかも気になるようでした。
そして、最後にやっぱり、赤鬼と青鬼が登場しました。お砂味で鬼退治でしたが、皆様、手加減無しで思いっきりお砂味を投げていらっしゃいました。
この日の鬼は、西紀デイサービスセンターの行事デビュー間もない鬼でしたので、ベテラン鬼のような迫力満点ではなく、優しい鬼でした。
後日、お守りを杖に付けて下さっているご利用者がありました。「お守りやから杖に付けていつも身につけておかないとね」と言ってくださいました。