前回、紹介した職員は4人とも独身時代や紀洋会入職前にヘルパーの資格取得をしていた職員の紹介でしたが、パート2では、前職は全く関係のない職場にいたのに紀洋会で初めて介護や福祉に携わった職員のヒストリーです。
夕方の送迎時にのみ介護の仕事をしている長澤珠美事務員(介護福祉士)です。『独身時代~丹波篠山に嫁いでからも子供を授かるまで歯科医院の受付事務をしており、その仕事が天職と思っておりましたが、職場が遠く、出産を機に退職。子育てをしながら出来る仕事をと、保険の営業、臨時職員などを経験しましたが、子供が幼い頃は仕事との両立に悩むことも多かったです。
紀洋会入職のきっかけは、仲良くなったママ友の紹介でした。介護の世界は利用者と過ごす時間が長く、お迎えに行き、入浴や食事、リハビリなどをしていただき送り届ける仕事で責任も重く、今までの仕事で患者さんやお客様と接していたのと向き合い方が大きく違うと感じました。』
夕方の送迎に行き始めて3年が経過した頃に介護での実働が1日8時間でなくても介護福祉士の試験を受けれるようになり、所長のすすめで受験され介護福祉士の資格を取得することが出来ました。また、事務員の自分が実務者研修に挑戦できたことは、次に紹介する宮﨑介護福祉士と一緒に受講できたことも大きかったと話しておりました。
次に、このヒストリーで初めて篠山生まれの篠山育ちの宮﨑里佳介護福祉士です。地元の高校を卒業しており、紀洋会の存在も子供のころから知っていたそうです。『20才で結婚した私は、事務の仕事をしていたものの直ぐに寿退社しました。結婚後、末っ子が生まれるまでホームセンターで数年、レジと品出しの仕事をしていました。その頃、母方の祖父や、祖父の妹に介護が必要になって来ていました。
可愛がってくれていた祖父や母の叔母が思うように動けなくなった姿を目の当たりにした時に、母から介護の仕事をすすめられていたことを思い出しました。次に就職するときは長く勤めたいとの思いもあり、介護の勉強をしながら働けるところという事で、紀洋会に入職しました。若いころの仕事の経験が社会人として経験不足もあり、仕事に対する苦手意識を持ったままでしたが、所長や指導係の田中副所長の存在や、様々な研修により知識を得て自信もつき、介護福祉士の資格をとることが出来ました。今では7年目を迎えることが出来ました。』
次は西紀デイサービスセンターのリハビリ担当の坂部夕里子作業療法士です。西紀では、穏やかな雰囲気の坂部作業療法士の優しい声掛けにより、リラックスした雰囲気でリハビリが行われております。『私は丹波篠山の高校を卒業後、中国地方の大学を卒業、OLをしていたのですが、
一念発起、何か資格を取得したいとの思いで、地元に帰り、アルバイトをしながら作業療法士の学校に通いました。ですので、紀洋会に入職した時の同期は皆さん年下でしたし、同級生は先輩でした。今でも、人前でリハビリをするのは緊張しております。そんな私ですが、色んな人に支えていただき紀洋会に入職し20年ほどになります。』
それぞれのストーリーでした。直ぐに介護や福祉の仕事に就いていれば、もっと若いうちに資格や技術を習得できたかもしれませんが、介護の仕事に今までの経験が生かせます。また、性格的に、ひらめきで仕事を選ぶより、長年、温めていた思いを実現する方が性格的にむいている人もいるのではないでしょうか。次は介護の仕事一筋の方を紹介したいと思います。どなたでしょうね。お楽しみに。