オシャレは指先から

2月に入り、ご利用者同士、「春が待ち遠しいなぁ~」とおっしゃられている会話をよく耳にします。「寒いから、家に閉じこもってばっかりや」「昨日なんて一日寝てたわ」などと、言っていらっしゃる方もおられます。

 

 

そんな寒い日にも元気に過ごして頂くように工夫をしておりますが、女性の方は「ネイル」をさせていただくことでパッと明るい顔になられます。この日は石橋介護福祉士がネイルをさせていただいておりました。

 

担当の石橋介護福祉士は、綺麗に塗れるかな?と緊張したそうですが、手を見せていただくと皆さん、高齢者の方なのに綺麗な手や爪の形をされており驚いたそうです。

ご利用者も「あんた~綺麗な手やなぁ~こんな手を触ってもらうの悪いわ~」などとおっしゃられておりました。

ネイルが仕上がると、指先がとても綺麗になり、ご利用者と一緒に「綺麗になったね~爪の形が綺麗やね~」「いえいえ、綺麗にしてもらってありがとう。どっか出掛けなあかんわ~」と盛り上がったそうです。

 

年を重ねられるにつれ「畑仕事してきたからこんな手になった、何してもあかんわ」などとおっしゃられたりもしますがハンドマッサージをしたりネイルをさせていただくことで綺麗になっていかれます。

爪が綺麗になったことを喜んでいただいた事で石橋介護福祉士も嬉しくなったそうです。寒い日も、ご利用者と一緒に心が明るくなるような時間を過ごしたいと思います。

また、「する事が無いと一日寝てばかりやから宿題ちょうだい」とおっしゃられるご利用者もおられます。バレンタインが近いので2/14に向けてバレンタイン用の折り紙を折っていただくこととなりました。

ご負担ではないかと考えておりましたが…お昼寝をせずに数枚折って下さっており、朝お越しになられた時より生き生きとされていたように感じました。

 

 

 

日頃から「いつも悪いなぁ~助けてもらってばっかりや」などと言って下さる方が多いですが、生きがいとかやりがいというものは誰かに頼りにされたり喜んで貰うことで感じるものではないでしょうか

 

春を感じるおやつ

西紀デイサービスセンターのおやつは職員の手作りです。その月の担当の職員がレシピを考え、その日の担当の職員が手作りしております。

 

レクリエーションが終わりデイルームに帰っていらっしゃるとおやつができ上っているので「あんた、いつの間に作っとってんで?」とご利用者も驚かれるほどです。ご利用者がリハビリとレクリエーションを行われている時間に職員が一人で作っております。

この日は、2月のおやつのレシピを考えた田中副所長が、この日のおやつ担当の榊原介護職員にレシピを見せながら説明をしておりました。では、お菓子を召し上がっていただくまでをレポートします。

13:45 14:00からリハビリが始まりますので、この時間になるとデイルームやロビーにいらっしゃるご利用者にお声かけをさせていただいてリハビリ室に行っていただきます。榊原介護職員はご利用者の誘導が終了すると厨房へ向かいます。

 

 

14:00  西紀で一人でお菓子作りをするのは、2回目の榊原介護職員は真剣に田中副所長の説明を聞きながらお菓子作りを開始しました。ご飯をボールに入れて潰しております。

 

ちなみに、餡子は市販のものです。

14:20  潰したご飯に食紅で色付けし、餡子を丸めます。

このあたりで何ができ上るのか分かって来ますね。

14:40  餡子をご飯で包み込みます。 これをこの日の利用人数分の26個作っていきます。

15:30  後片付けも終了しこの日のおやつ「桜餅」を皆さんのところへお届けします。

 

「きゃーーー春が来たみたい」「美味しいに決まっとるわな、餡子が入ってるんやもん」

「美味しいわ~」「うまかったよ。」皆さんに喜んでいただけました。

 

 

この日の担当の榊原介護職員は「桜餅を作るのは、初めてでしたが、分かり易いレシピを作ってもらい、楽しく作ることが出来ました。ご利用者に「美味しかった」と言っていただき嬉しかったです。」とコメントしております。

 

 

広報2月号・2月予定表

西紀デイサービスセンターの広報2月号「いろどり通信」と2月の予定表です。

令和6年2月広報

広報2月号では坂部作業療法士が手や指が痺れている方へ血行が良くなる体操を紹介しております。いろどり通信では来年度も西紀デイサービスセンターが「どんなところか」職員が「どんな取り組みをしているか」ご利用者に対して「どんな思いがいがあるか」をご紹介していきたいと思います。

令和6年2月予定表

2月の予定表が完成しております。選択レクリエーションに絵手紙が加わりました。お楽しみに。また、2月の手作りおやつは、地震や航空機の事故などでストレスを感じることが多かったと思われますので、ストレス軽減のためのビタミンCが豊富に使われたイチゴやフルーツのお菓子です。ご利用日にどんなお菓子が出るのかお楽しみに。

冬の歌

皆さんがいつも楽しみにしていらっしゃる音楽療法ですが、毎回、最初は静かに小林音楽療法士のピアノに聞き入っていらっしゃいます。

職員が行事などをする時と雰囲気が違い音楽療法では小林音楽療法士が咲楽荘から来てくださることにより新鮮さや良い刺激があるように思います。最初も楽しい雰囲気で聞き入っていらっしゃいますが

何曲か終わり打楽器を鳴らしてピアノの演奏と一緒に演奏する頃になると皆さんリズムに合わせて楽しさを表現されております。普段、消極的なご利用者も普段とは違います。

後日、音楽療法を楽しまれたご利用者の、ご家族から「母は音楽が好きなので音楽療法を楽しんだことやと思います。」と喜んでいただきました。音楽のもたらす効果やパワーを感じました。

 

1月の行事日本一周新春双六と行事の裏舞台

1月の行事は日本一周新春双六でした。最近、女子力アップなどという言葉が流行っておりますが、昔から「気は心」「心次第」「笑う門には福来る」などという言葉があるように、前向きに楽しみ自分の気持ちを盛り上げる事が大切であるように思います。

 

 

 

1月の行事担当の宮本さんがモノづくりが上手なので可愛い小物をたくさん手作りしておりました。私達介護職員は、可愛い小物などを作り、ご利用者に少しでも楽しい気持ちになっていただくお手伝いをできたらとの思いがあります。

 

行事が始まる前に行事担当の宮本介護職員が中心となり行事の流れを説明しておりました。そんなときも「宮本さん、可愛いやんこれ」「ご利用者が好きそうなものやね~」などと職員同士の声掛けでも行事は始まる前から盛り上げていけるのではと思います。

可愛らしいおみくじをひき満面の笑みのご利用者の姿に職員も満面の笑みになります。そんな、楽しい気持ちのまま、おみくじを持ち帰られてご家族と話をされたり、数日後に思い出していただけるのではと思います。

 

そして、1月の行事を楽しんで頂いている間にも2月の行事の準備が進んでおり、担当の頼金介護福祉士がご利用者と一緒にジョークを交えて声をかけ楽しく衣装や小物の準備をしております。

お手伝いをして下さっている時のご利用者の表情は真剣そのものであったり楽しそうなときもあります。年を重ねられると支援を受けられることが増えていると思います。支えられることも嬉しいけれど誰かの役に立つことも嬉しいと感じて下さっているのではと思います。

 

手伝っていただいた後にお礼を述べるとその時も満面の笑みで満足そうな表情をされることもあります。お手伝いして下さっていることがご利用者の生きがいになればと思います。

 

そして、私達介護職員は、ご利用者が喜んで下さることが生きがいであると思います。

西紀デイサービスセンターといえば

西紀デイサービスセンターには、知る人ぞ知る、劇があります。「瞼の母」「番場の忠太郎」です。毎年年末の最終営業日に職員が体当たりで「瞼の母」の劇をしております。

 

 

敬老の日に色んな劇を披露してきた西紀デイサービスセンターですが、特に人気があったものが「瞼の母」でしたので、この劇をテレビの人気番組のように年末スペシャルで行っております。

 

 

今年は、劇に初参加の職員もおりましたのでご紹介します。劇の時に顔を白塗りにしますので、新しい職員には、念のため副所長から顔を白塗りにしてもいいかどうか確認をとっております。

 

 

それでは、行ってみましょう~劇初参加の職員はナレーターからデビューします。

もちろん、番場の忠太郎役は田中副所長です。「あんたの顔見るだけで劇を思い出して涙が出る」とご利用者がおっしゃるほど板についております。

そして、その母、おはまの役は、毎度おなじみベテラン女優の頼金介護福祉士です。二人の掛け合いも毎度おなじみで名物になっております。

 

西紀デイサービスセンターの劇デビューは済んでおりましたが、今回が白塗りデビューの榊原介護職員は、白塗りしてもとっても可愛らしく似合っておりました。

 

ご利用者にいっぱい笑っていただき笑い納めをしていただきましたが、あっという間に年が変わり2024年が始まりました。

 

お正月明けに皆様の元気なお顔を拝見し喜んでおりましたら、「あんた~元気やったけ?デイサービスが休みやと寝てばっかりで面白なかったわ。やっぱり、デイサービスが良いわ」と言っていただきました。そんなお言葉が職員にとってお年玉のように感じました。

 

年始からもネイルで指先を綺麗にされたり、手芸に取り組んで下さいました。ネイルをすることを選ばれたご利用者が「男かって綺麗にする時代やで」とおっしゃられており和やかな雰囲気でした。職員も年始から綺麗になっていただくお手伝いを元気いっぱいしておりました。

また、手芸好きのご利用者が「何か作らせてください」とお正月明けから意欲的だったので1月の手芸を考案していた職員が一緒に試作品作りをさせていただきました。

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。

西紀デイサービスセンターでは、以前から担当者制に取り組んでおりますが、今年度は、更なるサービスの向上を目指し、さらにお一人お一人、個人を深く知り理解する為に「人となりシート」を活用しております。今年も引き続き西紀デイサービスをよろしくお願いいたします。

昨年末より、職員一同、お正月の準備にかかっておりました。クリスマスの時期から、お正月の壁画を作製したり

新年の福笑いの準備をしたり

ご利用者としめ縄リース作りをしたり

お正月アレンジを作ったりしました。

 

最後に、新年にあたり、職員一同で写真撮影をしお正月特別号を作りました。尚、ご利用者のリクエストにお答えしマスクを外した写真を掲載いたします。

2024年お正月特別号

アドベントカレンダー

西紀デイサービスセンターのクリスマス会は18日~22日までで終了いたしました。職員も一生懸命にかくし芸を披露いたしました。ご利用者から「心の栄養をいただきました。」と最高の誉め言葉をいただきました。そんな言葉が職員も心の栄養となり次の行事を考える励みとなったり、頑張る力になるのだと感じました。

 

 

他にもクリスマスまでを楽しんで頂くために作ったアドベントカレンダーを手作りしました。毎日、1名の方に開封していただきクリスマスまでを楽しんで頂きました。プレゼントを開封した瞬間の皆さんの嬉しい表情を見ると

 

 

作って良かったとの思いと共にもっと早くから開始してたくさんの方にしていただいたら良かったかなと思いました。12月1日(金)からスタートしました。この日は久しぶりに利用された方に開封していただきました。「可愛い~なんか元気になったわ」とのことでした。

この日は一人の方が開封されていると「何が出るかな?何が出るかな?」見ている方にも楽しんでいただきました。その後もクリスマスの話題で盛り上がっていらっしゃいました。

「私もこないだ開けさしてもうてんで」「そうなん?可愛い星が出てきました」「わー良かったね~」この日も会話が弾んでおりました。

 

「ちょっと、開けにくいけど、サンタクロースや!」「クリスマスまであと少しやね」

「ひゃー何が出てくるんやろ?あっ、お星さんや~嬉しい」

「わー可愛い、これ何?リースいうんやね。」「サンタクロースの長靴やね。」

「可愛い~帽子やね。ちっちゃいわ~」

ラスト3日はプレゼントが大きくなっています。雪だるまとプレゼントです。可愛いですね。クリスマス当日の25日は、粘土で作られたフェイクスイーッのカップケーキでした。いくつになってもクリスマスは嬉しいものです。男性陣も笑顔でした。

アドベントカレンダーの全てのモチーフが取り出されました。

全てのモチーフが飾られると寂しかったツリーが賑やかになりクリスマスツリーが完成しました。♪MaryChristmas♪

 

クリスマス会と言う名のかくし芸大会?

12月半ば過ぎから、西紀デイサービスセンターでも壁画や制作、クリスマスツリーでクリスマスの雰囲気がでておりました。ご利用者も毎月の行事以上にクリスマスや、お正月は楽しみにしていただいているようです。

 

ご利用者の笑顔や「楽しかった」「お風呂が気持ちよかった」「昼食旨かったわ、わしはポテトサラダが好きなんや」「デイサービスに通い始めて1年になるけど来て良かった。」「今日は寒いから朝起きるん嫌やったけど、頑張って起きて来て良かった、楽しましてもろた」なんてお声を聞くと嬉しくなります。

デイサービスに来ていただく目的は人によって違うのかもしれませんが、来て楽しかったとおっしゃっていただくことが職員一同、何よりも嬉しく感じております。広報やブログをご覧いただいている方から「なんか西紀は面白いことするデイサービスや」と言われることも多く、

 

もちろん、面白いと感じていただくことも嬉しいのですし、面白いことを考えたりしているのも事実ですが、その根底にはご利用者に喜んでいただきたい楽しいところやから行きたいと思っていただき幸せを感じていただけたらとの思いで、毎月の担当者が行事を考えております。

 

デイサービスセンターの職員もみんなが同じ性格やキャラクターかと言えば、みんな違うのですが、副所長は「みんな違った性格やから、私が気が付かないことに気付いてくれたり職員間でフォローし合える。」と話します。

 

出し物においても無理せず自分が楽しみながら出来るものを各自考えて、職員同士で話し合いをして「ここを、こうした方がご利用者には分りやすいのではないか?」と意見交換をしています。

そんな、西紀デイサービスセンターの2023年クリスマス会では、普通のクリスマスじゃ面白くない!マンネリを避けたい!との思いからかくし芸大会のようなクリスマス会が開催されました。

介護職員全員による、マツケンサンバでは西紀の職員の元気いっぱいの姿を見ていただけたと思います。

 

マツケンなのか、サンタクロースなのかという感じですが、クリスマス+マツケンの華やかさを楽しんで頂けたご様子でした。個人のかくし芸でもたくさん拍手をいただきました。

そんな楽しいクリスマス会でしたが、なんとスペシャルゲストが登場しました。

保育園のお子さん達にプレゼントを配ったサンタクロースが西紀デイサービスセンターにも来てくれました。飛び入り参加のサンタクロースに職員も大喜びでした。