消防訓練

9月29日に消防訓練を実施しました。あらかじめ、ご利用者にも大きなベルが鳴ることや外に避難することなどを説明しました。初めて訓練に参加するご利用者が数名いらっしゃり念入りに説明をしました。

 

事前に、職員も工程表などで訓練の流れを各自確認しスムーズな流れで訓練が行われるように準備しました。初期消火の係りの職員も、初期消火の動作がすぐに出来るように練習をしていました。

 

 

職員が火事を発見し「厨房から火事です!」と、他の職員に伝えたことから消防訓練がスタートしました。火事の発生を聞いた職員が火災報知器のベルを鳴らします。

 

ベルの音を聞いてから、ご利用者に避難を促し玄関外まで誘導しました。とっても館内が広い西紀デイサービスセンターですが慌てず安全にを心掛け避難誘導をしました。

ご利用者にも、ご協力いただき、スムーズに避難していただくことが出来ました。所長がご利用者の人数を点呼しその日のご利用者27人を確認させていただき避難完了です。

避難訓練ということで、口元にハンカチをあてて避難してくださった方もありました。

避難訓練を終了後に所長が職員へ「災害時対応指針」の研修を行いました。西紀デイサービスセンターは他の事業所と違い西紀老人福祉センター内にデイサービスセンターがあることから災害時は地域の方々の避難所となります。

 

ですので、危険領域ではなく安全な場所といえるようです。また、避難所に設定されているので地震や風水害発生時に避難所に移動する必要の無いことが他の事業所との違いです。

 

ただし、紀洋会の他の事業所が避難が必要な場合は応援要請があれば職員1名が応援に行くことになっています。また、火災時や災害時に他の事業所に応援要請ができるので安心です。

 

ギャラリー西紀

今回は西紀デイサービスセンターの様々な手芸をご紹介します。まず、玄関に飾っている作品がこちらです。

月見ウサギの壁飾りです。今年の中秋の名月・満月はとても天気が良かったので、とっても綺麗にお月様が見れましたね。この壁飾りも本物に負けず劣らずとっても綺麗です。

 

次に、ウエルカムボードも作っていただきました。パッチワーク風に布を貼り合わせてクラフトペーパーで文字を形どりました。好きな布をそれぞれに選んでいただきました。

 

布を選ぶときにとても悩んでいらっしゃる方もあれば、ささっと決断される方もありました。「服やったらこんな派手なん着られへんけど、手芸なら、似合うかどうか考えんでもいいから好きなん選べて楽しい」とおっしゃられていました。

玄関ホールに入られて直ぐの飾り棚にはクラフトペーパーで作った、とても可愛らしい籠が飾ってあります。クラフトバンドと布を合わせていらっしゃるのが楽しそうでした。

 

お次は壁面の布草履と携帯、杖に付けるストラップです。布草履はほとんどの方が昔編んだことがあるとおっしゃられ、編み方を覚えていらっしゃいました。

 

これらの作品の講師はもちろん、西紀デイサービスセンターの職員です。西紀では、講師の先生をお招きせずに職員が講師となり手芸をしています。

 

ご利用者、お一人お一人の好みや、得意なことや少し苦手と思われていることを念頭におきながら、一緒に手芸をさせていただけるのが、職員が担当する良さではないかと思います。

 

こちらの作品はアレンジがとっても得意な方が作られました。ウサギもご自宅で作り持ってこられました。猫もとっても可愛らしいですね。

 

この作品はとても若々しい作品です。カントリー風になり、とってもセンスが若いですね。「おばあさんやからゆうて、地味な布を渡さんといてよ~」と笑っていらっしゃいました。

 

作品に取り組まれているご様子を紹介すると、作られているときは皆さん真剣そのものでとても集中されています。また、作りたい気持ちのスイッチが入られ意欲的になられると「この次はどうしたらいいの?」「ボンドが足りなくなった」などと職員を自ら呼んでくださいます。

 

時にはご利用者が熱心に取り組んでいらっしゃるので入浴を誘いに来た職員が気を利かせて順番を遅らせてくれることもあります。

 

布草履は、足に履けるサイズのものを編まれた方もあれば、ミニチュアバージョンで小さなものを作られた方もありました。草履は縁起がいいものらしく「こけへんお守りにするわ~」とおっしゃられていました。

紐が動くので持ち役と編み役になり、2人で編まれるかたもありました。

ストラップは紫色が人気でした。クラフトバンドだけで作られた方と布とクラフトバンドを組み合わせて作られた方がありました。

 

早速、カバンや服、杖、携帯に付けていらっしゃる方や

 

「お揃いができたね~」とお互いに喜び合っていらっしゃる方や、2つ作って1つは息子のお嫁さんに渡された方もありました。

 

 

職員が講師をしているので、家に持ち帰られた後のご家族の反応や気に入って使っていらっしゃる様子が直ぐに伝わります。これからも職員がご利用者と一緒に様々な手芸に挑戦していきたいと思います。

いもたき

岡本病院28年目の理学療法士です。

この秋、実家の愛媛に里帰りを計画していましたが、

コロナの感染拡大が続いているため断念をしました。

そこで気分だけでも里帰りをしようと、自宅で

「いもたき」をしました。

 

「いもたき」は愛媛の郷土料理で、里芋や鶏肉

こんにゃく 椎茸などの具材を煮込んだ、鍋料理です。

愛媛では、秋になると河川敷にゴザを敷いてコンロを

置き、お月見をしながら「いもたき」の鍋を囲みます。

 

懐かしい味を楽しみながら、「早く安心して里帰りが

できるようになりますように」と月を見上げました。

ブログ始めます!

グループホーム井沢の郷は、令和3年2月1日に三田市にオープンしました。

井沢の郷でのご入居者の日々の様子、行事の様子など様々なことを

発信していきたいと思い、ブログを開始することにしました。

只今、絶賛勉強中です。

9月は、プレオープンですので、ひっそりと開始し、

10月の本格的オープンに備えたいと思います。

不慣れな点が多々あるかと思いますが、ぜひお付き合いください。

初投稿で、かなり緊張しておりますが、よろしくお願いいたします。

 

令和3年9月18日 所長  関 知佐子

コミニュケーションについて

デイサービスセンターは、以前からご利用されているご利用者の中へ、新しいご利用者が参加され雰囲気に馴染まれた頃に、次の新たなご利用者が参加される事の繰り返しではないかと思います。

 

簡単に言ってしまうとそれまでですが、やはり慣れられるまでには1カ月~3カ月ぐらいかかられるように感じます。私たち、職員も新たなグループに入る際には慣れるまでは緊張したり、普段より疲れてしまうのでそれと同じではないだろうかと思います。

 

女性の方が初めて来られた際に緊張されている場合などは和んでいただくために手芸などにお誘いすると(手芸が好きと情報をいただいている場合)少し和まれるように感じます。

西紀デイサービスセンターの職員は新たにいらした方に各自、自己紹介をして話しかけていく職員ばかりで、名前を憶えていただいたりしてコミュニケーションを図るようにしています。

また、話だけをしていたら質問攻めのようになってしまうので話をしながら手芸をしているほうが会話も盛り上がるように感じます。話していくうちに職員をご自身のお孫さんや娘さんと重ね合わせてお話をされ、「娘は大阪にいます。」「ひ孫が大学生で」などとお話ししてくださいます。

 

ついつい世代が違うよりも同世代の方が会話しやすいのかと思いがちですが、違う世代であっても家族や親せきの方と重ね合わせてお話をしてくださる方がほとんどです。そうやって職員はコミュニケーションを図る努力をしているのですが

 

最近、利用を開始された男性でとってもコミュニケーションを図るのが上手な方がいらっしゃいます。「皆さんと交流しに来ました。囲碁も将棋もなんでもコミニュケーション!楽しみましょう」とおっしゃられ積極的にいろんな方にお声をかけてくださっています。

 

囲碁や将棋以外にも似顔絵をお描きになるのがお上手でご利用者の似顔絵を描いてくださりプレゼントしてくださいました。

描いてもらわれた方がお喜びになり「描いてもらったよ~」とおっしゃられると「私の顔も描いてくれてん?こんな顔でいいの?」と謙遜、遠慮されながらも

 

順番待ちの列まで現れて大人気になりました。自分の顔を描いてもらっている時のみなさんのすまし顔がとっても可愛らしかったです。

 

あまりにお上手なので「あの方は絵描きさんですか?」とおっしゃられる方もあるほどでした。

どの型の似顔絵も特徴を上手くとられておりほっこりするような暖かい絵でした。

「恥ずかしいけど似てるわ~」とおっしゃられていました。

男性ご利用者の過ごし方

他のデイサービスセンターでも、男性のご利用者より女性のご利用者のほうが多いように聞いており、西紀デイサービスセンターでも同様に男女の比率としては女性のご利用者が多いです。

 

 

ただ、ここ数年間を考えてみると、数年前には男性のご利用者がいらっしゃらない曜日があったり、いらっしゃるとしても1~2名程度でした。現在は、曜日によっては女性17人、男性14人のように、ほぼ同様の比率の日があります。(この人数が固定ではなくたまたま、お休みのご利用者などがありそうなった人数です)

 

 

そんな、男性がたくさんいらっしゃる日のご様子をご紹介したいと思います。男性のご利用者は新聞をご覧になったり、テレビをご覧になったり、数独を解かれたり静かに過ごされているイメージがあるかもしれません…しかしながら西紀デイサービスセンターでは職員の声が、かき消されるほど男性のご利用者の話が弾んでいる曜日があります。

 

現在、男性ご利用者の間で囲碁と将棋のブームが巻き起こっております。きっかけは、新しく来られたご利用者と以前からご利用されているご利用者が世間話をされていて「しゃべっとらんと、囲碁でもしよか!」「囲碁は、どこにある?」と急に盛り上がられたのがきっかけです。

 

 

ご自身で、探しに行かれる勢いなので、慌てて職員がホールに囲碁の準備をしました。すると以前からのご利用者も「囲碁ならやりたい」とおっしゃられホールで囲碁大会が開催されました。

最近では「将棋もやってみようか?」「何でもチャレンジや!」「勝ち負けやないやることが大事なんや」と盛り上がっていらっしゃいます。

囲碁に将棋は「忘れてしもたから、出来へん」と言いながら勝負を観戦する派の方もいらっしゃいます。もうしばらく観戦を続けていらしたら挑戦してくださるのかなと職員が見守りをしています。

 

また、囲碁の相手がご利用者でいらっしゃらない時には介護事業部から応援に来てくれた、後介護職員に声をかけて誘ってくださいました。

 

 

では、無口でシャイなご利用者はいらっしゃらないのかな?静かに過ごされたい方は?と心配される声もありそうですがそんな方はデイルームで穏やかに過ごされていてます。

 

西紀デイサービスセンターはフロアーが広いのでデイルームは比較的静かに過ごされている方が多く、手芸をされる時や囲碁・将棋をされる時はホールで過ごされています。ご様子に合わせて職員がデイルーム・食堂・ホールを使い分けています。